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『 超・箇条書き 』は単なる箇条書きではなかった!文章力のスキアップに超・オススメの本



文章力を少しでもアップするために、本を読んでいます。書いて訓練するのはもちろんのこと、書くためにも多くの本を読むべきだと知ったからです。


そのことを知ったのは、この記事にある本『 プロの代筆屋による心を動かす文章術 』がキッカケです。
www.americalife.net



今回『 超・箇条書き 』を読んで、また多くのことを学ぶことができました。この本を読んで実践すれば、文章力がアップすること間違いなしです。


箇条書きは世界のビジネスでは重要なスキル

世界で活躍するビジネスマンに求められるスキルに、箇条書きがあります。なかでも特にコンサルタントにとって箇条書きは、仕事の能力までも決められてしまうほど重要なスキルとなります。


それは忙しく時間がない経営者に、いかにまとめて短くして伝えるかが要求されるため、箇条書きが最も有効な手段となるためです。


しかし日本では、箇条書きは軽視され使われてきませんでした。その理由としては、日本人の特有な考え方が影響しています。



箇条書きは日本ではリスク回避のため好まれなかった

それはリスクを好まない日本人にとって、箇条書きは「 伝わり過ぎる 」ためです。伝えることは何も良いことだけではありません。時には改善点などの苦言も伝えなければなりません。


そのため相手と一時的に関係を悪化させることになっても、伝えるべきことはきちんと伝えるという考え方を好まない日本人にとっては、好まれなかったのです。


しかし、これから日本がもっと世界で通用するビジネスをするためにも、箇条書きのスキルを身につけるべきだと本書では言っています。


箇条書きを超えた『 超・箇条書き 』にするために必要な3つの技術的要素

まず著者が伝えているのは、従来の箇条書きと『 超・箇条書き 』の違いについてです。 これまでの箇条書きは、ただ文章を短くして伝えたいことを羅列している(書いている)だけで、伝わらないものになっていました。


それに対して『 超・箇条書き』は、人を動かすことができ、短く、魅力的に伝えることができます。そのため必要となるのが、文章の羅列のほかに3つの技術的要素である「 構造化 」「 物語化 」「 メッセージ化 」となります。


その方法については、上司への営業会議の報告書を例に使い、分かりやすく説明されています。ただの箇条書きだった報告書が、たった3つの要素を加えることで誰にでも伝わる『 超・箇条書き 』へと変化していきます。


特に印象に残ったのは2つ

本書のすべてが勉強になることばかりだったのですが、その中でも特に印象に残っているのは、次の2つのことです。

「 他動詞 」と「 自動詞 」の表現の違い

今まで何となく英語の文法の表現について、モヤモヤとした苦手意識がありました。でもそれが何故なのかがよく分からなかったのですが、本書を読んでその謎が解けました。それは、「 他動詞 」と「 自動詞 」の違いによるものでした。


日本語は、責任を曖昧にする文化のために「 自動詞を使って表現する 」ことが多いのですが、英語では、主語や目的語を入れて「 他動詞を使って、行為を表現する 」ことが多いのが特徴です。


その例としてあげているのが、コップを落としてしまった子どもが、親から怒られたくないために「 コップを落とした 」(他動詞)ではなく、「 コップが落ちた 」(自動詞)と責任逃れをするという典型です。


今までずっと無意識に自動詞を使う日本語で表現していたので、他動詞を使うことに慣れていないため、英語の表現が苦手だというのがよく分かりました。

先に宣言をする「 ガバニング 」について

本書で初めて知った「 ガバニング 」ですが、それは昔から一般的に使われている表現方法で、ただその呼び方を知らないだけでした。


ガバニングとは、今回のように伝えたいことを『 特に印象に残ったのは2つ 』と先に宣言することです。そうすることで、相手に「 これから伝えられること 」を受け止める引き出しを作ってもらう(聞く準備をしてもらう)ことができ、すぐ理解してもらえるようになります。


本書では、アップル創業者で、シリコンバレーのレジェンドとして有名なスティーブ・ジョブズによる、有名なスタンフォード大学でのスピーチを例に、ガバニングの技術の説明をしています。なお彼は、ガバニングの達人です。


それを読んでまず思い浮かんだのは、日本の結婚式での恒例スピーチ『 結婚の3つの袋 』です。


結婚式で恒例のスピーチ『 結婚の3つの袋 』はガバニング

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日本の結婚式での恒例のスピーチとして『 結婚の3つの袋 』があります。実際の結婚式で聞いたことはありませんが、よくテレビドラマの結婚式のシーンで見たことがありました。


「 結婚生活に大切なのは3つの袋です。 」と始まりますが、これこそまさにガバニング。これから3つの袋について話しますと宣言をし、興味を持たせたあとに「 一つめが給料袋....... 」とそれぞれの説明をしていきます。


これにより印象に残りやすく、聞いてもらえる理解しやすいスピーチとなっています。そのためドラマのワンシーンですが、記憶に残るほどの効果があり、一般的だけど凄い技術なのがよく分かりました。


結婚生活に大切な『 3つの袋 』とは

一般的に定番とされて昔からある3つの袋は、次の3つです。

  • 「 巾着袋(給料袋) 」… 経済的に安定するため
  • 「 勘忍袋 」… 夫婦仲を円満にするため
  • 「 お袋 」… 今まで育ててもらった親に対して、いつまでも感謝の気持ちを忘れないように


ただし、最近は少し違っているようで、次の4つもあるそうです。

  • 「 胃袋 」… 美味しい料理が作れる女性は、男性が離れていかないため
  • 「 玉袋 」… 子宝に恵まれるように
  • 「 笑い袋 」… たえず笑いの絶えない明るい家庭になるように
  • 「 知恵袋 」… 夫婦が知恵を出し合い、どのようにすれば自分達が幸せに暮らすことができるのか考えるため



まとめ

文章力をアップするために読んだ本ですが、長い間モヤモヤしていた英語に対する苦手意識の謎も解けてスッキリすることができました。とても読みやすくイッキに読み終えてしまいます。さすがは「 伝える技術 」というだけあって、説明も非常に分かりやすいです。


たかが箇条書きと軽く考えずに、少しでももっと伝わる文章を書きたいなら、ぜひ超・箇条書きのスキルを身につけてください。