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アメリカの祝日『 プレジデント・デー(Presidents Day) 』2017

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本日、2月の第3月曜日はアメリカの祝日である『 プレジデント・デー(Presidents Day) 』です。


アメリカ合衆国の歴代の大統領を讃える日とされ、各地のデパートや商業施設でプレジデントセールが行われるそうです。
また、地域によっては盛大にパレードを開催するところもあるようです。


現在では「 歴代の大統領を讃える 」とされていますが、その中でも特に「 2人のアメリカ合衆国大統領の功績を讃えるため 」1971年に制定されたそうです。


初代大統領『 ジョージ・ワシントン(George Washington) 』

1人めは1789年から1797年まで、初代アメリカ合衆国の大統領だったジョージ・ワシントンです。



ジョージ・ワシントンは、1783年に独立戦争で勝利し、アメリカ合衆国を1つの国としての独立に多大な貢献をし、その後の選挙で初代アメリカ合衆国の大統領となった人物です。



独立戦争で司令官を務めていたジョージ・ワシントンが、戦場の現場の意見をよく聞き、大陸会議という植民地代表による会議とも連携を密にとり、バランスのよい戦略を展開したことで、不利と言われていたイギリスとの戦争を勝利に導きました。



その功績を讃えるため、1732年2月22日生まれである、ジョージ・ワシントンの誕生日を祝うワシントン・バースデー(Washington's Birthday)が、当初はアメリカの祝日でした。


第16代大統領『 エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln) 』

2人めは1861年から1865年まで、第16代アメリカ合衆国の大統領だったエイブラハム・リンカーンです。


エイブラハム・リンカーンは、奴隷制度を続ける南部と奴隷解放を主張する北部により、長い間対立していたアメリカの国家分裂を阻止し、南北戦争で勝利をおさめ、1863年に奴隷解放を実現した人物です。



現在では、「リンカーン大統領と言えば、奴隷解放」というイメージが強いですが、綿産業で発展していた南部をこのままにしておくと、欧州に経済的支配をされる事が明白だったため、これを阻止し、アメリカ合衆国を1つの強い主権国家として維持する事が南北戦争の本当の目的だったようです。



「 奴隷解放の父 」といわれているエイブラハム・リンカーンは、1809年2月12日生まれです。


第37代大統領『 リチャード・ニクソン(Richard Nixon) 』により1971年に制定

1971年にリチャード・ニクソン大統領により、この2人の誕生日の間をとって2月の第3月曜日を歴代の大統領を讃える日として、プレジデント・デー(Presidents Day)が制定されました。



なお、基本的にこの日を休日としているのは、学校、郵便局、政府機関、役所関係で、一般企業は営業しているようです。
ミリタリーである旦那も、もちろんお休みです。



また、「ワシントンが幼少時に桜の木を切ってしまった事を親に謝り、正直者だと許された」という有名な話に因んで、この日にチェリーパイを食べる風習もあるそうです。
私は旦那から、そんな話は聞いたことがありませんが。。。