アメリカ生活いろはのい

国際結婚した主婦のゆる〜りアメリカ生活

長引く咳に要注意!アメリカで咳喘息(Cough asthma)になってしまいました。

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もうかれこれ二ヶ月近く咳が続いていて、なかなか治らないので少し心配になり病院に行ってきました。


以前に比べるとだいぶ良くなっているのですが、それでも咳き込むとなかなか止まらなくて、痰はたまに絡んでいる状態でした。


初めはただの風邪で咳が長引いているだけで、きっとその内に治るだろうとそこまで気にしていなかったのですが、ネットで念のためと調べている内にどんどん心配になり病院に行くことを決めました。


咳が3週間以上、特に8週間となった場合には、何らかの病気が隠されている場合がある

「何らかの病気が隠されている場合がある 」なんて書かれていたら、そりゃあ幾らか心配になりますよね。


その病気と言うのが。。。


3週間以上の痰を伴う咳の場合は、喘息、気管支拡張症、副鼻腔気管支症候群、慢性の鼻炎に伴う場合があります。ごく稀に結核、肺がんなど重度の病気が関わっていることもあるため、8週間以上続く場合は早期にし呼吸器内科を受診することをおすすめします。


そうなんです、「 ごく稀に結核や肺がんなどが関わっている 」ことがあるらしいんです!(◎_◎;)そのため、たかが咳と放って置くのは危険だと分かりました。


咳喘息は、喘息の一歩手前の状態

「 咳喘息 」と言う病気があることは知っていましたが、それがどんなものかと言うのは知りませんでしたし、まさか自分が掛かるとは、考えてもいませんでした。


咳喘息は、気管支喘息になる一歩手前の状態と考えられている病気です。その特徴は、気管支喘息でみられるような、ヒューヒュー・ゼーゼーといった呼吸音や呼吸困難がなく、3週間以上空咳の症状だけがつづくというものです。咳喘息の患者さんの約3割が将来気管支喘息になるといわれており、早期に治療することが大切です。


約3割が将来気管支喘息になる 」なんて本当にビックリです。
キチンと治療をして早めに治さないとダメですね。

喘息の検査である、呼吸機能検査(スパイロメトリー)の測定は難しい

今回初めて、スパイロメーターという機械を使い呼吸機能を調べる喘息の基本的な検査である「 呼吸機能検査(スパイロメトリー) 」をしたのですが、これがなかなか難しくて測定できるまで何度もやり直しましたε-(´∀`; )


この機械で、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐き始めてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを測定します。


まず始めに鼻にクリップをして息を思いっきり吸い込みます。
その後に機械を加えて、これ以上は無理というまで力いっぱい息を吐きます。


この時、機械が関知するまで吐き続けなければならず、それがとても苦しかったです。その後に素早く息を思いっきり吸って終了です。


私はなかなかコツが掴めずに何度もやり直しました。
しかも測定は、一度ではなく三度しなければならず、測定が終わるたびに咳き込むので、本当に大変でしたヽ(´o`;


その前に聴診器とX線(レントゲン)の検査もしましたが、異常はなかったので安心しました。今回も待ち時間が長くて、診察が終わるのに2時間も掛かりましたけど。。。

3種類の薬を処方された

今回処方されたのが、飲み薬1つと吸入タイプ薬2つの3種類です。


Montelukast Sodium(モンテルカストナ ナトリウム)Singulair(シングレア)10mg

気管支喘息とアレルギー性鼻炎の治療薬(長期管理薬)。
副作用が少なく、特に気管支喘息に良い効果を発揮するそうです。

●1日1回1錠を就寝前に服用します。


PROAIR HFA(プロエア) albuterol sulfate(アルブテロール サルフェイト)200

気管支に作用して気管支拡張効果をもたらす気管支拡張剤。
短時間作用性で即効性があるため、発作治療の時に使用するそうです。

● 咳が酷くて息苦しい時に、必要に応じて4〜6時間置きに2吹き吸い込みます。
*使用後は口をゆすぎます。


ADVAIR HFA(アドエア)230/21(fluticasone propionate 230mcg and salmeterol 21mcg)120

吸入ステロイド薬と長時間作用性の気管支拡張剤(フルタイドとセレベント)の配合剤。

●1日2回2吹き吸い込みます。
*使用後は口をゆすぎます。


咳喘息の特徴

以下の条件にあてはまるようなら、「 咳喘息 」の可能性が高いです。
ちなみに私は、バッチリすべてあてはまっていますσ^_^;


●風邪のあとに咳だけがいつまでも残り、風邪薬や咳止めを飲んでも効かない
●3週間以上慢性的な空咳が続いている
●ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音や呼吸困難はない
●気管支喘息にも使用する気管支拡張薬の吸入で楽になる
●咳は夜間から明け方にかけてでることが多い
●冷たい空気やタバコの煙などの刺激、会話中や運動中に咳き込みやすい
●胸部レントゲン検査で異常がない
●アレルギーがある


たかが咳と放って置かずに、症状が酷くなる前に正しい対処をして早めに治すことをオススメします。