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映画『 ショーシャンクの空に 』は実話じゃなかった⁈



映画『 ショーシャンクの空に 』がテレビ放映されていて、後半だけですが久しぶりに観ました。何度観ても「 いい映画だなぁ 」と思ってしまうのですが、確かこの映画は実話だったと記憶しています。


そこで少し気になったので、映画と実話の内容について調べてみました。

映画『 ショーシャンクの空に』とは

今から20年以上も前の1994年に公開されたアメリカの映画です。


簡単にあらすじを説明すると、妻とその愛人を射殺したとして冤罪によって投獄された有能な銀行員が、刑務所内の人間関係を通して、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てずに生き抜いていくヒューマン・ドラマとなっています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ショーシャンクの空に


映画の中で特に印象に残っているのは、なんと言ってもパンフレットにも使用されている雨の中の脱獄のシーンです。約20年間ロックハンマーで壁に穴を掘り続けて作った脱獄への道を通って、ようやくたどり着いた塀の外の世界へ出た時の喜びのシーンとなっています。


なお、無実の罪で終身刑となり、ようやく見つけた希望の光も絶たれてしまい、全てが絶望的となった時に無事に脱獄を成功させたことにより、さらに感動的なシーンとなっているのではないかと思います。

原作はスティーヴン・キングの中編小説『 刑務所のリタ・ヘイワース 』

なんと!(◎_◎;) この映画には原作がありました!!


それが『 刑務所のリタ・ヘイワース(Rita Hayworth and Shawshank Redemption)』で、スティーヴン・キングの『 ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 』に掲載されている中編小説です。


ずっと実話だと思っていましたが、そうではなかったようです。ただ、スティーヴン・キングがこの小説を書くにあたってモデルにした人物がいたのは事実のようです。



実在のモデルは保護観察の農場から逃げ出した

でも小説の内容とは全然違い、実際には刑務所から脱獄したのではなく、保護観察中の農場から逃げ出していて、殺人による冤罪ではなく、自動車による死亡事故を起こしたそうです。


そして、逃亡から56年たった2015年に捕まったそうです。その時にはすでに79歳の老人となっていたとか。


詳しく知りたい方はこちらの記事(英語サイト)をご覧下さい。
edition.cnn.com


第67回アカデミー賞で7部門にノミネートされた

受賞こそ逃したものの7部門にノミネートされた作品で注目はされていたんですね。ただ、興行的には成功したとは言えないようですが。。。


ここアメリカでも何度もテレビ放映されるほど人気があり、良作と呼べる映画だと思います。でもなぜか受賞することはできなかったのは残念です。


しかし批評家達からの評価は高く、日本では1995年のキネマ旬報ベストワン(洋画)に選ばれたそうです。


私にとっても、20年以上も経っているのに何度も観たくなる映画のひとつになっています。やっぱり色々と考えさられるんですよね。


第67回アカデミー賞で6部門を受賞したのは『 フォレスト・ガンプ / 一期一会 』

ちなみに気になって、その年のアカデミー賞の受賞作品を調べてみたら。。。

あのアメリカ人が大好きな
『 フォレスト・ガンプ / 一期一会 』
が作品賞など6部門も受賞していました。


まさか同じ年に公開されていたとは、驚きです。それを知って、ノミネートされたものの受賞を逃してしまった、というのは納得してしまいましたo┤*´Д`*├o アァー


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