最近とても気になっているのは、何といっても「 お金 」に関することです。アメリカ生活も5年を過ぎて、ようやく心にゆとりが持てるようになってきたからでしょうか(笑)
これまでは旦那にすべて任せっきりで、銀行やクレジットカード、支払いなどお金に関することもよく解らないからとまったく把握していませんでした。でもこのままだと、何かあった時に真っ先に困るのは自分自身だと気がつきました。
知らないでいることは損をするだけで、得になることは何もないというのを知ったからです。そのキッカケとなったのが、こちらの記事で紹介している「 お金の増やし方 」の本です。
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そこでこれからは、もっとアメリカ生活でも損をしないように知らないことについて調べて、どんどん新しいことにも挑戦してみることにしました。今回は、今一番の関心ごとクレジットカード(Credit Card)について調べてみました。
アメリカでクレジットカードを作るには
まず、アメリカでクレジットカードを作るのに必要となるのが、一定の収入とソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)の他に、アメリカでの「 クレジットヒストリー 」と「 クレジットスコア 」です。
クレジットスコアとは
アメリカには、クレジットビューロー(Credit Bureau)と呼ばれる個人信用情報機関があります。そこにはアメリカのクレジットカード利用履歴、消費者ローン、住宅ローン、公共料金の支払い履歴、携帯電話料金など、考えられるありとあらゆる各個人の金融情報が集まります。
それらの利用履歴を独自の計算方法で得点化し、個人にスコアを付けたものが「 クレジットスコア= 信用偏差値 」と呼ばれるものです。
クレジットヒストリーとは
「 クレジットヒストリー 」とは、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーの下に管理された、クレジットスコアを割り出すための個人の金融履歴(クレジットカードの利用履歴)となります。そのため、アメリカのクレジットカードを利用しないと、いつまでもクレジットスコアに必要なクレジットヒストリーが構築されないことになります。
クレジットヒストリーがなくても作れる『 セキュアド・クレジットカード 』
そうなると、「 それじゃ、いつまで経ってもクレジットカードは作れないってこと⁈ 」と疑問に思うかもしれませんが、でも大丈夫です。ちゃんとクレジットヒストリーがなくても、アメリカ在住者なら作れるクレジットカードがあります。それがアメリカの銀行が発行する『 セキュアド・クレジットカード(Secured Credit Card) 』です。
セキュアド・クレジットカードとは
『 セキュアド・クレジットカード 』は、預金口座とリンクしたクレジットカードとなっています。そのため指定の口座に一定額を預金すること(デポジット)を条件に、預金額に見合った限度額のカードが発行されます。しかし、カード申し込みの際に審査がないわけではなく、一定の収入があることが条件になります。
ちなみに、私が最初に作ったクレジットカードもこのセキュアド・クレジットカードでした。アメリカの銀行口座のひとつジョイント・アカウントで作りました。
現在もそのまま使用していますが、限度額も増え1ドル利用に1ポイントが付くリワード・クレジットカード(Reward Credit Card)へアップグレードできました。
21歳以上は世帯年収でクレジットカードの申込みができる法律がある
アメリカでは、CARD法により21歳以上は世帯年収を記入してクレジットカードの申込みができると法律で定められています。それにより収入のない学生や専業主婦でも、クレジットカードを作ることができます。
2009年、当時のオバマ政権下で制定された "Credit Card Accountability Responsibility and Disclosure Act of 2009” (通称CARD法) とその後2013年に行われた改定によって、21歳以上の場合にはクレジットカード申込みで世帯年収を書いて良い事になりました。
この法律はクレジットカードに関わる業務の公平性と透明性アップを目指して作られており、国民皆保険を目指したオバマ元大統領らしく、誰もがフェアなサービスを受けられるよう様々な規制の改正が行われました。
収入ゼロの駐妻でもアメリカでクレジットカードが作れるのは法律で決められているから - 駐在員へらじかのアメリカ生活、子育て、マイルと仮想通貨
法律できちんと決められているので、収入がないので申込みができないということはありません。ただし、クレジットヒストリーが短かすぎたり、クレジットスコアが悪いなどの理由で、審査に通らないこともあります。
専業主婦の財務情報(Financial Information)の記入例
アメリカでのクレジットカードの申込みは、インターネットのオンラインになります。その時、名前や住所のほかに財務情報(Financial Information)を記入する必要があります。専業主婦が旦那さんの世帯年収で申込みをする際の記入例を紹介します。
- Type of residence/住居の種類:持ち家(Own) または 賃貸(Rental)などを選択
- Monthly housing payment/毎月の住宅支払い額:あれば入力
- Gross annual income/総年間収入額:世帯年収を入力
- Source of income/収入源:旦那さんの職業 または 主婦(Housewife)を選択
- Employer/雇用主:勤務先を入力
まとめ
アメリカでの生活に欠かせないクレジットカードは、収入のない専業主婦でも申込みができることが分かりました。これまで使用している銀行カード以外に、もっとお得にポイントを貯めたり、キャッシュバックを受取ることができるクレジットカードを探して申込みをする予定でいます。
そこで今は、クレジットカードの種類や申込み特典でもらえるボーナスポイントの違いがあり、自分に合うカードを探しているところです。これだ!と納得できるカードを見つけて、無事に審査に通るように頑張ります。