アメリカ生活いろはのい

国際結婚した主婦のゆる〜りアメリカ生活

TBS金曜ドラマ『 下克上受験 』の感想と原作との違いを比較

f:id:americanlife:20170324162916j:plain
*画像は、TBS公式サイトより



今期のドラマで楽しみに毎週していたのが、金曜よる10時のTBSドラマ『 下克上受験 』です。ドラマの内容について何も知らず、ただタイトルが気になって見始めたのがキッカケです。


私はタイトルから、勝手に高校か大学受験についての学園ドラマだと思っていました。でもそうじゃなくて、「 ノンフィクションによる親子が中学受験に挑戦するドラマ 」だと知り、ますます興味を持ちました。


原作は中学受験ブログの書き下ろし

このドラマの原作は、著者であり父親でもある桜井信一さんが、中学受験の記念にと始めたブログを書き下ろしたものです。


残念ながら、書籍化された過去記事は現在では見れなくなっていますが、「 子育ての一部の中学受験 」という位置づけで当時や今思っていることや、これまでの活動記録、イベントのお知らせなどについて書き続けられています。


ブログ「 父娘の記念受験 」はこちらです。
oyakonokinenjuken.blog.fc2.com


また、ドラマ制作についての裏話や原作とドラマの違いについてなども少しですが書かれています。私はそれを楽しみにブログを読んでいました。


実話とドラマ設定では違いがある

ドラマにはやっぱりドラマ向きの設定があって、実際とは違うところがいくつかあるようです。

母親は協力的ではなかった

ドラマでは、深田恭子さんが演じた母親は中学受験に大賛成という訳ではありませんでしたが、協力的で父親に替わり仕事をして家庭を支えていました。でも実際は、そうではなかったそうです。


最後まで受験には大反対で、まったく歩みよる姿勢も見せず、受験当日の朝にも起きてこなかったそうです。


祖母は生きている

ドラマでは、娘の佳織さんの祖母にあたる桜井信一さんの母親は、亡くなった設定になっていました。でも実際は生きていて、ドラマでは誰が演じてくれるのか、どんな人物像で描かれるのかと、楽しみにしていたそうです。


昼間は仕事、夜は娘との勉強、深夜には予習をする

ドラマでは、阿部サダヲさんが演じた父親が仕事を辞め、昼間は家事やティッシュ配りのバイトをしていました。でも実際は、仕事を続けながら受験のための勉強と両立をしていたそうです。


進学先の学校名は明かされていない

ドラマと同じように実際も、第1志望校である桜蔭中学には残念ながら不合格となったそうです。そして第2志望校に合格しましたが、その学校名は明かされていません。そのため、いろいろと進学先が噂されているそうです。


ドラマを観ての感想

少し遅れてやっと、最終回を観ることができました。感動して泣いてしまいましたが、とても面白かったです。また同じように子供を持つ親として、「 勉強させることについて 」色々と考えさせられました。


中学受験については賛否両論で、それぞれに違う意見があると思います。私もどちらかと言えば、賛成派ではありません。無理にさせるべきではないと思っています。


私は受験のための勉強ではないのですが、「 娘たちをバイリンガルに育てるための勉強 」をしなければなりません。まずそのためには、何をするべきなのかを知る必要があります。


今回ドラマを観て、そのことについて親として努力を惜しまずに、勉強をしやすい環境を作ってあげることも大事なんだと感じました。


また、子供だけにさせるのではなく、一緒に頑張ることも必要なんだと知りました。ヤル気が出て楽しく勉強ができるように、してあげられたらと思います。そうできれば、無理なく続けてくれる気がします。


ドラマとはまた違う、原作本を読んでみたい

ドラマが面白かったので、原作本があることを知ってから読んでみたいと思っていました。でも、実話とは違うドラマを純粋に楽しみたかったので、あえて読みませんでした。


今回ドラマが終わり感動したのもあり、やっぱり読んでみたいと思うようになりました。ドラマでは描かれなかった偏差値アップの勉強法についても気になりますし、実際の桜井信一さんはどんな方なのかも知りたくなりました。




文庫本では「 あとがき 」と読者への「 メッセージ 」を新たに収録

原作本には、単行本と文庫本がありますが、オススメはやっぱり文庫本です。



文庫版では新たに、桜井家のその後を描いた「文庫版あとがき」、娘から読者へのメッセージ「桜井佳織より」を収録。



この「 あとがき 」を読むのを何よりも楽しみにしています(笑) もしかしたら、毎回この「 あとがき 」を読むために、本を読んでいるのかもしれないと思えるほど好きですね(*´艸`)